Amazonプライムで
至宝のインディーズ映画という
紹介文が目に止まりすぐに観た。
それが題にある「ゴンドラ」（1987年）。
まず、主演の少女の瞳が
演技しようのない瞳をしている。
これはドキュメンタリー？って
思いつつ観始めた。
その少女の内なる内面の対話と
ゴンドラで窓拭く青森出身の青年との交流を
描いた映画で、
とくに少女の内面の描写や、
青年のゴンドラから見る景色を表現した映像は
遠い記憶を辿ると確かにそう見えてたな。と
思うほどしっくり来るし、
当時の合成技術がデジタルでないところが
そう感じたのかもしれない。
また少女と青年の対比する家族環境で
青年の父と母の状況や会話が
わたしの昨年他界した父と母そのもの
だったところも全てがリアル。
インディーズとはいえ、
木内みどり、佐々木すみ江、出門英さんらも
出演されていた。
このような映画が残ることで
人の繊細な部分と
「それでもいいんだよ。」
と包み込むようなやさしさ、
愛を見直すことができるそんなことを思った。
キャスト – 映画「ゴンドラ」公式サイト
