父 おーい、おーい
母 なーに?
父 おーい
母 なーに?て
父 襲われる〜〜
母 襲われないよ〜
母 誰も来ないって
私 来ちゃった〜〜笑
母 来ちゃった〜って爆笑
父 ……飴くれ
おそらく理解されにくいと思うけど、日常の会話です。人は海のようなもの。荒れる日もあれば、穏やかな日もあれば、澄んだ日も汚れ濁った日もある。心身を自らコントロールできなくなる時もあるだろう。その時の不安や怒りをどう受け止めて、どう対処したら良いか。そんなことを考えてしまう。でも母は目の前のおかしなこと言ったり怒鳴ったり、たまに笑ったりする父そのままを、受け止めて普通に会話している。その背中を見ているからわたしも父として普通に会話します。母も私も父には悪意が無いことを深く理解しているのです。
人を貶め、傷つけるような悪意を持つ人が世の中からいなくなりますように。
と思いながら帰途は東海道線にて。